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四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)のお話!その1
2018/11/30
日常
当院にもよく腕が挙がらないや腕の付け根の奥のほうが痛むなどでご来院される方は多くおられます。
その方々が皆様四十肩・五十肩なのかというとそうでもありません。
基本的に四十肩や五十肩とは肩関節周囲炎という傷病名です。
長年使ってきた肩回りの筋肉などが悲鳴をあげ炎症するような感じで使い痛みの一種のようなものです。
ですので、お話を聞くだけでは肩関節周囲炎のようでも触って確かめてみると筋肉の断裂であったり頸椎(首の骨)や胸椎(胸の骨)のずれが原因で神経が圧迫されたりし腕が挙がらない方・肩甲骨の動きが制限され腕が挙がらない方など意外と肩関節周囲炎ではない方もおられます。
どこが原因で腕が挙がらないのかによって施術内容は変わります。
ですので、例えば病院で診察を受け
医者「今日はどうされました?」
患者様「腕が挙がらないんです(>_<)」
医者「何かされました?」
患者様「特に変わった事はしていません」
医者「四十肩っぽいですね、シップと痛み止め出しておきますので1週間様子見てください」
みたいな感じが多いですかね?なかにはレントゲンを撮るお医者さんがおられますが、整骨院に来られている患者様の情報によると問診だけで触診をしないお医者さんが結構いるようです。
私たち柔道整復師はレントゲン・MRI・CTは当然撮れませんし薬も処方できません。
ですので患者様のお話をしっかり聞き・動きを観て・体を触り20分~30分ぐらいで改善させるようベストを尽くします。
肩関節周囲炎の方の症状を今回は紹介いたします。
①腕は前からでも横からでも挙がりません
②女性であればブラジャーのホックを留めようとしても背中に腕が回りません。ズボンの後ろポケットの物を取ろうとしてもなかなか痛くて取れない
③夜中就寝時に肩の痛みで目が覚める
④腕の付け根の外側やその中の方が痛怠いようなたまらない痛みがある
のような上記の症状があれば基本的には肩関節周囲炎の可能性が高いです。
しかし、自分で判断せず病院や整骨院・鍼灸院などで診てもらって下さい。